東京遠征記2004年夏

2004-8-14 Sat

上野の国立科学博物館に行ってみる

これが突き刺さるシロナガスクジラ。実は刺さっていないけど。
右の方には南極の岩が野晒しになっています。

今回は余裕がある休みが取れたので、14日土曜日に東京入り、15日も泊まって16日に帰るという贅沢な日程。

14日は東京駅でまきさんと落ち合って、いっしょに上野の国立科学博物館へ行くことにする。
10月11日まで「テレビゲームとデジタル科学展」をやっていたのだ。

機械式計算機に始まり、超音波遅延素子、インテル4004チップ、コアメモリ、初期の磁気ディスク装置、そしてENIACの一部などに、大興奮。
他にはウォズのサイン入りApple I、TK-80、TRS-80、世界最初のビデオゲーム機PONGのあと、アーケードゲームから家庭用ゲーム機に至る機械がずらり展示されていた。
ファミコンはコントローラーのボタンの形状から初期型だと判る。しかし、コントローラーのケーブルが黒いから最初期型ではないらしい。

パンフレットを買った。少々高いがなかなか価値があるな。余分に買うべきだった。
例によって記念品が売られているが、その中に真空管が有ったりする。ベースにデジタル科学展のロゴが貼って有るとは言え商品性に疑問が湧く。
ENIACの本物ならともかく、真空管を欲しがるような人はこんなところでは買わないだろう。ちなみにGEやWeastinghouseのEL-34や6L6である。これを使ってアンプが組めるかもしれない。

特別展だけでお腹一杯なので、通常展は見ないでミュージアムショップで土産を買って帰る。
博物館の植え込みにはシロナガスクジラが突き刺さっていたり、南極の石が雨ざらしだったりとなかなか楽しい場所である。

JR上野駅改札内は改装されていてきれいになっていた。まきさんに連れられてここにある科学グッズショップも見て帰る。
以前は改札内に有った有名な巨大なジャイアントパンダさんの縫いぐるみは外に移動していたので見損ねた。


2004-8-16 Mon

東京タワーに登ってみる

今日は東京タワーへ行ってみることにする。

東京駅でロッカーを確保し、昼飯を済ませてから大手町まで歩いて地下鉄三田線に乗る。
国道一号線はここでは片側3車線なのだなぁと感慨に耽る。

芝公園駅で降りる。最寄はひとつ手前の御成門だったようだが、大した違いはない。
誘われるようについつい芝公園に寄って、石段を登ってしまう。ここが古墳だとは知らなかった。

蝉時雨の中、SigmarionIIとAirH"でメールを打つ。

上野でも感じたが、関東の蝉時雨にはクマゼミの声が全く無い。代わりにミンミンゼミが多い。逆に関西ではミンミンゼミが珍しいので、セミの声を聞くとここが遠く離れた土地であると実感する。

芝公園芝丸山古墳のミンミンゼミ。
クマゼミの分布も北上しつつあるらしいですが。

 

増上寺境内から大殿と東京タワーを臨む。

西側へ下りると東京タワーなのだが、抜けられないので増上寺側の駐車場へ出る。

折角だから三門をくぐって境内を通り抜けてみる。増上寺は浄土宗大本山で、徳川将軍家の菩提寺でもある。境内には明治十二年にグラント将軍(アメリカ合衆国第十八・十九代大統領)が植えたグラント松やら、ブッシュ大統領(親父さんの方)の植えた木があって、こういうのが有るところがまた東京ぽい気がする。

境内で写真を取り、ソフトクリームを食べつつ坂を登る。

富士山は見えなかったと思ったけど……

写真をよくみると頂上が写っているのに気がついた。

辿ってきた道

東京タワーはビルが改装中でシートがかかっていた。前回はタワー自身の塗り替えをやっていたな。

もちろん展望台へ登ってみる。残念ながら今回も富士山は見えない。今回の旅は富士山に縁がない。

展望台からメールを打とうと思ったがH"の電波は届かなかった。携帯電話はちゃんと入っているので、展望台がシールドされているわけではないようだ。H"はPHSだから地上150mの高さの所為だろう。

言うまでもなく東京タワーは電波塔である。頂辺にはテレビ・ラジオの放送アンテナが有り、中腹にはマイクロ波用のパラボラアンテナがいくつもくっついている。電界強度を測ってみたい気分である。

台場方面。昨日いたところは東芝ビルの陰ですが……

実はちょっとだけ見えてます。展望台のコイン望遠鏡越しに撮影。

昨日居た東京ビッグサイトはちょうど東芝ビルの向こうに位置していたが、あの特徴的な形状の会議場の角がちょっとだけ見えているような気がしたので、望遠鏡に100円払って見てみたら確かに見えていた。

望遠鏡越しに無理矢理写真を撮ってみた。レンズアダプタが有るわけでもないので軸合わせがちょっと難しいが、ちゃんと撮れるもんである。

今回は特別展望台へも登ってみようと思ったが、待ち行列が有ったので止める。

上り側だけには段数が書いてある。まぁ、下りのそこんとこに書かれても見ませんけど。

展望台から階段で降りてみた。フェンスがあるし足元も見えないので別に大して怖くなくて拍子抜けだ。展望台の降り口に注意書きがあるが、下りの600段は大してしんどくはない。

階段は二重螺旋になっていて、上りと下りが別になっている。上り側の踊り場のところだけに段数が書いて有る。
展望台は有料だから下にはラチェット式ゲートが有って、一方通行になっている。

160段目あたりで気がついて試してみたら、H"が使えた。何段目で使えたのか確かめておけばよかった。


[BACK HOME]
squirrel@earthport.cc (Squirrels)
Copyright© Squirrels Nine Enterprises 1996-2004 All rights reserved.