2004-12-28 Fri

Nikon COOLPIX8800

前玉が大きい

10倍ズームにVR付きと言うことで発売直後に買いました。前モデルCOOLPIX8700は見送っていたので我慢できませんでした。

ワイドコンバーターWM_E80(28mm相当)買ったので、本体+ワイコンだけで28〜350mmカバー出来ました。便利な奴です。コンパクトカメラとは言い難いですが、一眼レフに比べれば軽くてちっちゃいです。ボディは金属製でしっかりしています。

35〜350mmの10倍ズームに加え、ズーム中央付近ではワーキングディスタンス3cmの接写も出来るし、600mm相当になるテレコバータや、7mm相当のフィッシュアイコンバータも用意されていました。カタログに謳われているようにオールインワンなカメラです。撮影モードもP・A・S・Mと一通り備えているし、長時間露出も出来ます。

当時はまだデジタル一眼レフの入門機が存在せず、コンパクトデジカメと一眼レフの間を埋めるモデルとしてレンズ一体型の一眼レフもどき(EVFだから)が各社出ていたのです。Nikon ではCOOLPIXではこれを最後に無くなってしまいました。D70が出たからでしょう。あまり五月蠅いことを言わなければこれで充分ですよね。更に拘りのない人にとってはコンパクト機で充分ですから、一眼レフの入門機があればこのタイプは商品戦略上とても微妙な位置に追い込まれてしまいます。

しかし、私はマルチアングル液晶モニタのライブビューに拘っていました。COOLPIX950もスイバル機構に価値を感じて使っていたのです。眼鏡掛けているとファインダーは覗きにくいのです。

でも、ちゃんとファインダー覗いて構えた方が確実に良い写真が撮れるのです。やはり、基本を忘れてはいけません。マルチアングルモニタは確かに便利ですが、盛んに宣伝されている程では無いです。どうしても必要なケースは滅多に無いですし、最優先事項にするのは間違っています。そういうわけで以前程ほど拘らなった結果、マルチアングルモニタを待たずにD300を買ってしまったというわけです。

液晶モニタはマルチアングル

レンズの口径が大きく、明るさもF4.5-5.6と頑張っています。ボケもそれなりに出ます。倍率が大きい分ワイド端の歪みや色収差はそれなりにあります。

感度はISO50〜ISO400まで調整できますが、今の水準から言うと高感度側が低いですね。暗い所では手ぶれが防ぎきれず、VR無しではもっと辛かったでしょう。

JPEG記録画質にはFINE、NORMAL、BASICに加えて、このモデルには「EXTRA」が追加されています。圧縮率が約1/2でFINE(1/4)よりも画質が良く、RAWでなくても大体これで間に合います。しかし、今のCOOLPIX機種には「EXTRA」は無いようです。ターゲットユーザー層が違うのでしょうか。一眼レフにもありません。こちらは画質を求めるならRAW+JPEG同時記録すれば済むからでしょうが…。

RAW記録は出来ますが、JPEGとの同時記録は出来ません。RAWでも本体メモリのおかげで連写には耐えます。2.5枚/秒で5枚くらいの連写能力。シャッターを離すと書き込みを待たされます。そもそも当時のメモリーカードは遅かったですし。

連写は640x480のUHモードなんて言うのがあって、30枚/秒で100コマ撮れます。一応コンパクト機らしく、動画も撮影機能も装備しています。無くても良さそうな物ですが、他社対抗上必要だったのでしょう。

D300を使ってみて操作上違いを感じるところ。パワーズーム、マニュアルフォーカス、AFのON/OFF。


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